エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読んでみた 第2章

原本

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド @amazonJPより

概要

第2章は「メンターを務めるに当たり大切なこと」についてまとめられています。メンター、メンティー、メンターの上司の三者の視点があるのでやはりこの章も全員に対して有効な章でした。

要点

メンターという仕事の有用性を正しく認識するとともに、メンターにも得られることがあることを説いています。特に相手の言葉をよく聞き、相手の言葉で伝えることを大切にし、メンティーとコミュニケーションを取りながらゴールを目指す過程はリーダーシップの小さな成功体験を得る絶好の機会となる。

また、メンターの上司の視点でアルファギークの扱いにも言及されており、エンジニアリングの現場では必ず通る重要な内容だと感じました。

自分の経験と照らし合わせて

チームスポーツにおける後輩の指導ととても似たものを感じました。大切な点として、必ずしも良いプレイヤーが良い指導者とは限らないということです。これは純粋な仕事のスキルとその指導力は必ずしも相関しないという実体験があったからです。また、本書で登場する「相手の言葉で話す」という点がありますが、これは英語で仕事をした経験上とても大切だと感じています。相手の使っている語彙に合わせて説明することでミスコミュニケーションを減らすことができたと感じています。

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